すでに10月4日(日)に太田淳カパル大会プログラム担当責任者からカパル・メーリングリストにてお伝えしましたが、来る11月28−29日に東洋大学にて開催予定であった[再編] カパル第2回研究大会はオンライン開催とすることに決定しました。ご承知のように、昨年10月12-13日に開催予定であった第2回研究大会は台風のために中止にせざるを得ず、今年3月28-29日に再設定した大会も、新型コロナウィルスの感染拡大状況や東洋大学の方針に配慮し、3月初旬に開催を中止することに決定しました。このような事情もあり、カパル運営委員会としては、11月末の[再編]大会はなんとか通常の対面方式で行えないかと種々の検討を重ねてきました。
最終的に10月4日午前に拡大オンライン研究会検討ワーキング・グループの会合を開催し、大会をオンライン開催にするかどうかの検討を行いました。このWGは、元々は大会がオンライン開催になった場合でも技術面の備えがあるようにと6月に立ち上げたものです。その後、メンバーを追加して拡大WGとし、オンサイト開催かオンライン開催かの判断も行い、その結果を運営委員会に伝える役目も担うことになったものです。10月4日には、新型コロナウィルスの拡大状況、政府の政策、東洋大学の行動指針、関連地域研究学会の秋季研究大会開催方式に関わる動向、拡大WGが行った運営委員会メンバー所属機関の国内出張(とくに首都圏外から東京への出張)の取り扱いに関するアンケート結果、11月研究大会のシンポジウム登壇者・自由研究発表者等に行った同様のアンケート結果などをレビューし、意見交換を行いました。最終的に、参加者の安全・安心を担保しつつ大会を対面で開催することは不可能だとの判断にいたり、これをカパル運営委員会に報告して追認を求めました。
11月末の研究大会がオンサイトの対面方式で開催できないことは誠に残念です。しかし一方で、オンライン発表やオンライン参加を研究大会にどのように位置づけるかは、今後避けて通ることのできない検討課題です。この意味で、今回のオンライン開催を前向きに捉え、将来のカパル研究大会をより充実したものにするためのよい経験とするべく、オンライン大会を成功裏に開催するためにカパル運営委員一同、最善を尽くす積りでいます。みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いします。
加藤 剛(カパル共同代表・責任者)