2024年度第3回運営委員会(2025年2月18日(木))19時30分~21時40分

出席者: 佐藤、長津、菅原、新井、中谷(潤)、中野、間瀬、森田、工藤、中谷(文)、福武、増原、吉田、太田、田川、野中、伏木、津田、水野、森下、髙地、(運営委員21名)、鏡味(監事1名)
欠席者: 西島、笹岡、本名、西川、金子、島上、久納、合地

1. 運営委員の退任について

金子、笹岡の両氏から運営委員退任の申し出があった。これを審議し、退任を了承した。

2. 第6回研究大会(2024年11月16-17日@慶應義塾大学)の振り返り

全体

  • 一般117名、学生24名、計141名の参加があった(前回は120名)。
  • 大会実行・大会プログラム・会計の3者間の調整と連携が重要。うまく連携して参加申込み、参加費等の支払い手続きを簡便化することが望ましい。
  • 大会運営のために関心のあるセッションに出られない大会関係者(受付担当者、セッション司会者、オンライン管理者など)には、録画を撮って事後的に見られるようにすることが望ましい。その場合、発表者募集の段階で「セッションを録画する可能性がある」ことを、予め応募者に断っておく。
  • 各担当とも、今回の経験を踏まえた次期への引継ぎ資料を整えることとする。

大会実行

  • ハイブリッド開催としたが、オンライン管理権限が会場校所属の大会実行委員2名にしかなく、持ち場から離れられない状態になった点が厳しかった。
  • アルバイト学生用の簡便なインストラクションを作成した。次期担当に共有する。

大会プログラム

  • 参加者ができるだけ多くの発表を聞けるように2会場とした。2会場が適切だと感じた。
  • 今回ゲスト用旅費は発生しなかったが、発生する可能性を前提にして参加費を設定するなど、予め予算を確保しておくことが望ましい。
  • 今回初めて高校生、学部学生によるライトニングトークがあった。素晴らしい報告内容だった。今後も若い層の参加を呼びかけたい。
  • 特別企画「インドネシアに生きた賀集由美子さんとバティック」は意欲的な企画だった。このように、必ずしも研究発表ではない企画を通じてNGOや企業関係者などにも参加を促していけるとよい。大会プログラム担当および運営委員が積極的にアイデアを出していくことが大切。

会計

  • 大会開催の5週間前に参加費支払いツール(ライブポケット)を設定することが望ましい。このタイミングで参加申込みに必要なプログラム構成が決まっていることが必要になる。今回は1ヵ月前の設定で、作業がややタイトだった。
  • 今回は、ライブポケットでの支払い期日に遅れた場合は原則として代替手段を認めないことにした。これにより会計業務の煩雑さが大きく減った。
  • カパル参加者の裾野を広げるため参加費を値上げせず、かつ、ライブポケットの手数料も参加者負担ではなくカパル会計から支出した。それでも、参加人数の増加、会場費の適正化、旅費等の支出なし、などにより大会収支は若干の黒字を計上した。

3. 第7回研究大会の会場と日程について

第7回研究大会は、大阪大学箕面キャンパスにて、2026年6月下旬から7月上旬に行うことを決定した。具体的な日程については、開催校の行事日程が2025年7月頃に判明した後に決定することとする。

4. 担当の組み替えについて: 2025年度の運営委員会の体制に向けて

総務:西島さんが責任者となり、菅原さんが2025年度中は総務を兼務する。

大会実行:開催校の菅原さんが責任者となる。中谷(文)さん、増原さんが大会プログラム担当から移る。

大会プログラム:同担当経験者が責任者になる。太田さん、伏木さんが大会実行担当から移る。

情報:研究大会が開催されない2025年度は情報発信を強化するため、西川さん、野中さんが大会実行担当から移る。

新規委員の追加:委員2名の退任を受けて、新規委員を2名追加することとした。そこで、2024年1月に実施した運営委員(当時)による無記名推薦による委員候補者リスト、および「KAPAL運営委員候補推薦・選定手順」(補充手順)7,8を参照し、運営委員会のなかで候補者を検討した。その候補者にカパル代表から打診する。

以上を踏まえて、2025年度初めまでに運営委員の体制を整えることとする。

5. その他

情報担当からの報告

(責任者の島上さんが欠席のため津田さんから)

2024年度の投稿状況、2024年度の振り返り、2025年度に向けての活動方針が報告された。2024年度は年度末までに例年並みの計12本の記事を掲載予定。2025年度は研究大会が開催されないため、改訂版「デジタルゲートウェイ」の掲載、「カパルの本棚」の著書紹介、そのほか運営委員からの積極的な協力が呼びかけられた。

加藤元共同代表からのアドバイス(佐藤代表から)

加藤さんからのアドバイスとして以下の情報が共有された。

  1. 運営委員会での議論は、各人の発言を詳細に記録した「議事録」と議論を要約した「摘録」を区別して作成し、後者を「摘録」と明記してウェブ公開した方がよいとのアドバイスをいただいた。佐藤代表・長津副代表は、この意見の妥当性に首肯しつつ、多忙な委員の省力化も必要なことを考慮し、議論を要約したものを「議事録」としてウェブ公開する現行方式を続けること、研究大会での運営委員会報告を丁寧に行い同資料もウェブ掲示すること、を提案し、運営委員会の了承を得た。
  2. カパルMLについて、MLは運営委員会とMLメンバーとの重要なコミュニケーション・ツールであることを認識し、ウェブ内容の更新や運営委員会の動きなどをその都度、一定の頻度で配信することが重要とのアドバイスをいただいた。運営委員会としてこの方向に努めることを確認した。
  3. カパルはインドネシアの内に閉じこもらないオープンな集まりであるとの創設以来の理念にもとづいて、研究大会の案内はカパル内の通知と同時に東南アジア学会など他学会にも周知すべきとのアドバイスをいただいた。運営委員会の賛同を得た。

以上