【大会見聞記】「シンポジウム『2024 年選挙とジョコウィ政権の 10 年』」久納源太(京都大学東南アジア地域研究研究所・研究員)

 今回は、筆者も発表者として参加したシンポジウム「2024 年選挙とジョコウィ政権の 10 年 」について、ご紹介したい。  2014年から続いたジョコ・ウィドド(ジョコウィ)政権は、インフラ整備などの成果が評価され、高い支持率を保ち続けた。一方で、「民主主義の後退」が政治をみるキーワードにもなった。2024年の大統領選挙では、プラボウォ・スビアント(プラボウォ)がジョコウィの息子であるギブラン・

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【ライトニングトーク体験記】”My First Conference Experience” Flady Faliyenco Franggaratz Abubakar Pae(名古屋大学国際開発研究科・院生)

 My name is Flady, and I am currently studying at the Graduate School of International Development, Nagoya University. I am interested in the issue of child protection and am currently conducting rese

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【大会見聞記】「一生勉強、一生青春」西浦まどか(東京大学 学術研究員)

 筆者は今回、初めて大会に参加した。白状すると、KAPALの存在自体は設立当初から知っていたのだが、これまで参加を躊躇していた。あまりにもインドネシア地域研究に関して不勉強である自覚があり、話に全くついて行けないのではないか、自身の無知がさらされ、非難の的となるのではないか、と不安があったからである。  しかしその心配は杞憂であった。世代も学問領域も様々な研究者がインドネシアという対象地域の共通点

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【ライトニングトーク体験記】「東京、三田にインドネシアの風が吹く」宮浦智樹(東京農業大学第一高等学校・高校生)

 2024年11月16日の昼下がり、東京は港区、慶応大学三田キャンパスの西校舎のとある教室に足を踏み入れた私は、自分の目を疑った。溢れんばかりのインドネシア研究者たちが、自分が通う高校のそれの2倍はありそうな広さの教室を埋め尽くしていたのである。この狭い日本の一体どこに隠れていたというのか。同じ高校に他にインドネシアの研究を志すものなど当然おらず、今まで孤独に“インドネシア”と関わってきた私の心は

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