【大会見聞記】「フレッシュなアイディアを共有する場として」西川慧(東洋大学・社会学部)

 ここでは発表者の立場から、第4回カパル研究大会(2022年12月3日、4日)について振り返ってみたい。  これまでカパルでは、第2回研究大会が不幸にも2度延期され、その後も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてオンライン開催が続いていた。そのことを踏まえれば、参加者が対面で集うカパルの研究大会としては、今回が第一回研究大会から数えて2度目であった。私はいずれの大会も参加してきたが、改めてインド

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【ライトニングトーク体験記】「自分の研究を振り返り、“論じる”準備を」坂井美咲(東洋大学大学院・社会学研究科・院生)

参加を決めるまで  私は昨年の第3回研究大会のライトニングトーク(旧:弾丸プレゼン)にも参加をさせていただきました。そのさいには、本番前のアドバイジングや、発表後の質疑応答、懇親会などの時間でご助言を賜り、新たな視点を研究に取り入れて新鮮な気持ちで再度調査に臨むことができました。  指導教員にも常日頃から指摘されていることですが、私はインタビューなどをするたびに、調査地の方々の話に意識が集中しすぎ

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【ライトニングトーク体験記】「発表準備と研究の見つめなおし」織田悠雅(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科・院生)

発表概要  私は、第4回研究大会のライトニングトークにて、「インドネシア・中部ジャワのカトリック教会について:宗教間関係を視野に入れて」というテーマで、自身の修士論文の研究関心やフィールドの概況、研究計画について発表しました。私はこの研究を通じて、現代におけるカトリックへの改宗の過程を人類学的に検討し、インドネシア・ジャワの社会において「カトリックである」ということの意味を、さらには「宗教を信じる

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【ライトニングトーク体験記】「最初のステップとなる貴重な経験」前田彩希(神戸大学大学院国際文化学研究科・院生)

参加の経緯  今回私は、修士論文のためにこれから研究していきたい内容を提示するという目的でライトニングトークに参加しました。私は主にジャワにおいて見られる、占いに関する知識が収められたprimbonという書物に関心を持っています。しかし、現時点では手元に資料が少なく、現地での調査もまだ行えていないため、この対象を研究テーマにしていく上で様々な視点からアドバイスをいただきたいと考えていました。  カ

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【大会見聞記】「裏方の大会準備・見聞記」中谷文美(岡山大学文明動態学研究所)

 カパルの運営委員になって2年目。昨年は研究大会プログラム担当の一員として、ただ目の前の業務をこなすので精一杯だったが、そのとき担当した弾丸プレゼン(現・ライトニングトーク)は、若い発表者たちの熱意にふれることができる機会となった。  今回は、プログラム担当の責任者として全体の進捗を管理する役目を担うことになり、スケジュールにしたがって関係各方面との調整を行った。もっとも心配だったのは、発表がどの

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